死神トトロと北欧神話のトロール。となりのトトロの元ネタとは?

   


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「本当は怖いトトロ」なる都市伝説が

ネット上に多く見られます。

 

絶版になった原作小説が存在し、そこ

でのトトロは、獰猛な獣として描かれて

いる云々・・・。

 

ですが、誰もその原作小説を画像で

upしておらず、自分で読んだのか

どうかわかりませんよね。

 

似たような記述を、公式の小説で

見つけました。

 


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類似した記述を発見

 

毛むくじゃらで、獣臭く、恐ろしい

風体をしているとされる絶版トトロ。

 

こちらの記述を見てください。

 

 

この部分、なんとなく都市伝説の

原作トトロに類似していませんか?

 

この本は、絶版の原作小説ではなく、

映画「となりのトトロ」の製作に

関わった徳間書店の「アニメージュ」で

連載された「となりのトトロ」の小説です。

 

 

アニメージュ文庫版となりのトトロ


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この一節は、映画版でサツキとメイが

父を待つバス停でのシーンです。

 

父が予定時刻に帰ってこない。

 

あたりは暗くなってくる。

 

妹のメイは寝てしまった。

 

森の中、バス停でポツンと佇むサツキの

不安な心情で、となりにやってきた

トトロを恐ろしい描写になっています。

 

都市伝説として語られているトトロは、

この小説を子供の頃に読んだ方が、

そのインパクトを引きずったまま書いた

のではないでしょうか。

 

 

トトロはトロール?

 

映画版では、サツキが

「トトロって、絵本のトロールのこと?」

とメイに問いただしているシーンが

ありました。

 

それに関して、サラっと流されたために

トトロ=トロールという図式を頭に思い

描いている人が多いようです。

 

しかし、小説版ではメイがはっきりと

否定しています。

 

「トロルじゃない、トトロだよ!」

 

つまり、幼いメイがトロルを言い間違えて

トトロと言っているわけではありません。

 

 

結局トトロは何なのか

 

アニメージュ版小説では、トトロはお化け

とされています。

 

ただし、悪さをするようなものでなく、

映画同様、塚森のヌシとして扱われて

おり、決して忌み嫌われる存在では

ありません。

 

アニメージュ版小説は絶版か?

 

 

普通にamazonで購入可能です。

 

タイトル:小説 となりのトトロ (アニメージュ文庫)

著者:宮崎駿 久保つぎこ

小説 となりのトトロ (アニメージュ文庫)

 

大枠のあらすじは、映画と同様です。

 

ただし、サツキとメイが松之郷に来る

まで、どこに住んでいたのかだとか、

七国山病院はどんな病院なのかといった

裏設定に近い、映画では語りきれて

いない部分がかなり詳細に綴られています。

 

 

宮崎駿

 

重要な点として、原作と挿絵に宮崎駿が

参加しています。

 

原作が宮崎駿であるということは、

映画版となりのトトロで語りたかった

ことが、盛り込まれていることを

示しています。

 

また、挿絵を宮崎駿自身が描いている

ため、映画同様にサツキとメイの暮らす

世界のイメージを膨らませることができます。

 

 

最後に

 

都市伝説版「死神トトロ」の出所らしき

ものがみつかり、個人的にはもやもやが

晴れたのですが、いかがでしたでしょうか。

 

トトロは死神でもトロールでもなく、

松之郷の守り神で間違いなさそうです。

 

 


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 - 都市伝説・うわさ