魔女の宅急便とトトロどっちがすごい？興行収入でみる驚きの結果！

 

あなたはジブリ作品で何が好きですか？

 

風の谷のナウシカ、天空の城ラピュタ、

となりのトトロなどの初期作品を挙げる

人も多いのではないでしょうか。

 

名作であることは間違いなく、日テレの

金曜ロードショーでも何度も放送されて

きています。

 

しかし、実は映画の興行としては実は

あまりふるわなかったのをご存知で

しょうか。

 

 

初期3作品の興行成績

 

公開年	タイトル	興行収益	動員数
1984年	風の谷のナウシカ	14.8億	91万人
1986年	天空の城ラピュタ	11.6億	77万人
1988年	となりのトトロ	11.7億	80万人

 

このようになっています。

 

これだけではなんとも言えないので

次回作以降も見てみましょう。

 

公開年	タイトル	興行収益	動員数
1989年	魔女の宅急便	36.5億	264万人
1991年	おもひでぽろぽろ	31.8億	216万人
1992年	紅の豚	47.6億	304万人
1994年	平成狸合戦ぽんぽこ	44.7億	325万人
1995年	耳をすませば	31.5億	208万人
1997年	もののけ姫	193億	1420万人
1999年	ホーホケキョ となりの山田くん	15.6億	115万人
2001年	千と千尋の神隠し	304億	2350万人
2002年	猫の恩返し	64.6億	550万人
2004年	ハウルの動く城	196億	1500万人
2006年	ゲド戦記	76.5億	588万人
2008年	崖の上のポニョ	155億	1200万人
2010年	借り暮らしのアリエッティ	92.5億	750万人
2011年	コクリコ坂から	44.6億	355万人
2013年	風立ちぬ	120.2億	810万人
2013年	かぐや姫の物語	24.7億
2014年	思い出のマーニー	35.3億
2016年	レッドタートル ある島の物語

 

千と千尋の神隠し、ハウルの動く城、

もののけ姫、崖の上のポニョといった

タイトルが1000万人以上を動員し、

興行収益も100億越えとなっています。

 

 

初期作品群は失敗か？

 

当時の観客動員数が100万人にも満たない

というのは、失敗作ということなので

しょうか。

 

実は、そうではありません。

 

そもそも、スタジオジブリが誕生した

きっかけは、風の谷のナウシカの

大成功があったからこそでした。

 

ジブリの初期作品は、後期作品と比べて

制作費がかなり抑えられており、

風の谷のナウシカは3億円程度とされて

います。

 

3億円で製作した作品が14.8億円の

興行収益を出したのであれば、大成功と

言えますよね。

 

 

映画館での公開以外の収益

 

ジブリの作品は「何度も見たくなる映画」です。

 

そのため、金曜ロードショーなどで

何度も放送されても高い視聴率を記録

していますし、ビデオ・DVDとしても

かなりの販売数・レンタル回数を誇って

います。

 

公開終了後も収益が膨らんでいった

作品ということになります。

 

 

トトロvs魔女の宅急便

 

前述の通り、スタジオジブリの初期作品は

制作費が安い傾向があります。

 

ただし、となりのトトロは、同時に

火垂れの墓も製作しているため、合計の

制作費は12億円となっています。

 

興行収益が11.7億円なので、差し引き

0.3億円の赤字です。

 

一方、魔女の宅急便は、制作費4億円と

されています。

 

興行収益が36.5億円なので、差し引き

32.5億円の黒字ということになります。

 

ということで、映画による収益の勝敗は

魔女の宅急便に軍配が上がります。

 

どちらも名作であることには変わりない

ですが、ここまで大きく差があるのは

驚きですよね。

 

 

ジブリ映画最高収入・千と千尋の神隠し

 

こちらは、それまでの成功により

制作費をかけられるようになり、

なんと20億円も投入されています。

 

興行収益は304億円なので、差し引き

284億円というとんでもない黒字と

なっています。

 

すごいですね。

 

 

最後に

 

人気度で言えば、トトロも魔女宅も

甲乙つけがたいのではないでしょうか。

 

今回の調査は、あくまで興行成績の

差です。

 

とくにジブリ映画に関しては、興行成績は

人気や評価と直接結びついているとは

いえないことがわかりました。

 

数字だけ見て判断せず、自分で観て、

いいものはいい、と言えるように

なりたいですね。

 

 

 

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